四番町スクエアは、大正12年(1923年)に彦根町の公設市場がこの地に設けられたことをルーツに、以前は「彦根の台所」と呼ばれる彦根市場商店街として、県下で最も賑わう商店街の一つでした。
しかし、城下町の特徴である折れ曲がった道路や袋小路が都市基盤施設の整備を阻み、さらに駅前大型店舗や郊外型ショッピングセンター等の立地に伴い、次第に活気を失うことになりました。
そこで、そのことを危惧した商店街の有志が自力での商店街再生に向けた活動を始め、彦根市と彦根商工会議所の協力を得ながら、「街なか再生土地区画整理事業」を実施し、大正時代の町並みをイメージした商店街が平成17年(2005年)5月に完成しました。
新しく生まれ変わった四番町スクエアは、「大正ロマンあふれるまち」をキャッチコピーに、モダンな外観で統一された建物と、広場に設置されたガス燈、ところどころに置かれたモニュメントなど、新しくてどこか懐かしい出会いのある街です。